
ローデニムを買うのでない限り、ジーンズは仕上げ工程を経ているのが一般的です。
これはデニム製造工程で最後に行われる最も重要な作業で、最初からジーンズに履きこんだような風合いを与えてくれます。残念なことに、この工程には大量の水が使用されます。私たちはこれを変えていきます。
2011年、私たちは20種以上のWATER<Less™製法を確立しました。
これは、長く愛されてきたジーンズと同じものを、少ない水で作る取り組みです。
これまでに、30億リットル以上の水を節約しました(さらに50億リットルの水を再利用)。
私たちの目標:
2021年までに、
リーバイス®のジーンズの
80%をWater<Less™
製法で製作します。

さて、
WATER<LESS™製法とは
どのようなものでしょう?
履きこんだような風合いを与えるために柔軟剤でデニムを洗う代わりに、ビンのふたやゴルフボールとともにジーンズを乾燥機にかけるのもひとつの方法です。そうすることで、洗浄する際に水を使用せずに済みます。
つまり、仕上げ工程から96%の水を排除できます。

水の節約は収益よりも重要です。こうした理由から、他のアパレル企業を当社のR&Dセンターでもあるユウレカ・イノベーション・ラボに招待をし、わたしたちが編み出したこの手法を伝え、WATER<Less™の取り組みをより多くの企業で取り入れてもらうよう努力を続けています。

もう一方で、地球規模での渇水対策にも取り組んでいます。2030年までに、世界で45の都市(人口約4億7000万人に相当)で水ストレスの度合いが高くなると予想されています。これは、水の需要が利用できる量よりも多いことを意味します。そこで、製造施設についてはグローバルな取り組みから、ローカルな取り組みへと視点を変えていきます。水の入手が難しい地域で、水の使用量を見直します。

世界での水の使い方を変える方法をこれからも
模索し続けていきます。
