特別連載Vol.9

LEVIʼS®
MONTHLY
MUSICIAN

LEVIʼS® MONTHLY

MUSICIAN

collaborated with SWITCH

Ryohu

(KANDYTOWN)

いつでもどこでも誰とでも

待望のセカンドアルバム『Circus』をリリースしたばかりのRyohu。
ジャンルに囚われることなく、軽やかに多種多様な音の上で踊り続ける彼が歩んできた道

2004年のソロデビュー以来、メジャーフィールドにおいて日本のヒップホップシーンをリードし続けてきたKREVA。その表現の原点にある変わらない思いとは?

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いつでもどこでも誰とでも

2004年のソロデビュー以来、メジャーフィールドにおいて
日本のヒップホップシーンをリードし続けてきたKREVA。
その表現の原点にある変わらない思いとは?

待望のセカンドアルバム『Circus』をリリースしたばかりのRyohu。
ジャンルに囚われることなく、軽やかに多種多様な音の上で踊り続ける彼が歩んできた道

1873年5月20日――すべてのジーンズのオリジン(原点)が誕生したその日からまもなく150年を迎えようとしている。その記念すべき2023年に向け、Levi’s®のアイコンである501®と、自身の確固たる“スタイル”を持ち作品を生み出し続けているミュージシャンをフィーチャーした特別連載。

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「デニムと聞いてまず思い浮かぶのがリーバイス®ですよね。いつどんなきっかけで知ったのかは定かではないけど、いつの間にかリーバイス®は身近にありました。家族旅行でアウトレットモールに行き、親父にリーバイス®を買ってもらった記憶もあります」 リーバイス®に対して抱いているイメージを訊くと、KANDYTOWNの一員として、そしてソロとして活動するラッパー、ビートメイカーのRyohuからはそんな答えが返ってきた。
「意識的に自分で服を買い始めた頃に聴いていたのが2000年代のヒップホップで、当時はいわゆるB-BOYファッションが流行っていたので、自分の身体よりもひとまわり大きいサイズ感で着ることが多かったですね。KANDYTOWNの仲間たちも好きな音楽、カルチャーが同じだったので、その頃はみんなオーバーサイズの服を着ていました。でも大人になるに連れて、それぞれのスタイルを確立してきて、今は各々の身の丈に合った服を着ていると思います」 では、ヒップホップとリーバイス®の接点をRyohuはどのように考えているのだろうか。

「ヒップホップから派生して生まれたデニムブランドもあるけど、リーバイス®はそもそもあらゆるカルチャーと密接に繋がっていて、俳優からバンドマンまでいろんな人たちに愛用されてきた。ヒップホップの世界にいる人間も普通にリーバイス®で好みのデニムを見つけて、好きなサイズで穿いてきたんじゃないかと思います。KANDYTOWNの『Curtain Call』という新曲のMVでは、メンバー全員でリーバイス®を穿いて撮影に臨みました」

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好奇心の赴くままに

   Ryohuが最初に衝撃を受けた音楽体験は、小学生の頃に友達から借りたキングギドラの『最終兵器』を聴き、ヒップホップ、ラップに出会ったことだったという。しかし、今現在の彼の表現はヒップホップ、ラップという枠組みに縛られることなく、多彩なミュージシャンやプロデューサーらと共に、ジャンルレスな音楽を生み出している。そうしたスタンスはどのようにして確立されていったのか。
「中学生になった時にKANDYTOWNのメンバーでもあるBSCと出会い、一緒にライブに行くようになりました。そのライブ会場で今度はYUSHIに出会い、一緒にラップをするようになって。高校生になると自分たちでライブを始めて、OKAMOTO’Sや
KANDYTOWNの他のメンバーとも出会っていきました。ズットズレテルズはそうした中から生まれたバンドだったんです。そして、18、19歳ぐらいの頃から下北沢GARAGEというライブハウスに出入りするようになって、同年代だけでなく上の世代のミュージシャンたちとの繋がりも出来ていった。RPGじゃないですけど、いろんな場所でいろんな人たちと出会い、様々な音楽の面白さや魅力を吸収していったんです。今思い返せば、好奇心だけでここまで来たような感覚です」
そんなRyohuにとっての初めてのソロ名義のアルバムが『DEBUT』(2020年)という作品だった。そしてこの9月にはセカンドアルバム『Circus』を発表した。
「ファーストはそれまでの自分の活動や人生、そしてこれからのスタンスをひとつにまとめた作品で、今回の『Circus』では多彩なアーティストやプロデューサーを交えて作った1枚。どちらの作品も自分にとっては初めての試みで、楽しみながら作れたと思います」

『DEBUT』『Circus』という2枚は、本人が言うようにそれぞれに違ったコンセプトがある。しかし、一貫しているのは、家族や仲間を思い、過去現在未来、光と影、愛や夢、そして悲しみを抱きしめながら、 “自分自身として生きていくこと”を綴ったリリックだ。“Ryohu”という音楽家の現時点での集大成とも言える2作を完成させた今、あらためて彼に変わることのない自身の“STYLE OF ORIGIN”を訊ねた。
「ファーストの『Anytime, Anywhere, Anyone』という曲で〈いつでもどこでも誰とでも〉というリリックを書いたんですけど、その言葉は音楽に限らず、生きていく上での自分のスタイルを言い得ていると思っています。もちろん“いつでもどこでも誰とでも”と思えるかどうかの線引きは自分の中にはあって。言葉にするのは難しいんだけど、突き詰めると結局は、人と対等に向き合い、音楽やその場で起こることを誰かと共有できるかどうか。つまり人と人の繋がりなのかなって。その積み重ねが自分を形作ってきたし、常に大切にしていることなんです」

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「The Moment」Ryohu

2020年発表のファーストアルバム『DEBUT』のリードシングル。「自分史を振り返りつつ、そこから先も見据えた曲になったと思います。ラップだけでなく歌うことにも挑戦したし、曲調もプロデューサーを迎えてヒップホップ然としたものとは少し違ったものに仕上がり、30歳になってもまだまだやれることはあるんだと実感することのできた大事な曲です」

アーティストが自らの楽曲で“原点”となったナンバーは、SPOTIFYのLevi’s®Japanの公式アカウントのプレイリストでお楽しみいただけます。

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下北沢GARAGEとの出会い。
 「あのライブハウスで経験したこと、
出会った人たちが、音楽家としての
自分の原点になったと思います

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Ryohu

KANDYTOWNのメンバーとしても活動するラッパー/トラックメイカー。9/21にセカンドアルバム『Circus』をリリース。現在、全国ツアー中で、ファイナルは12/2の恵比寿リキッドルーム

501®ORIGINAL

今回、Ryohuが着用したのはワンウォッシュのリンスカラーの501®。王道のカラーリングで、ミニマルにもキレイめにも、そして定番ルックにも合うオールマイティさが魅力。色落ちなど育てがいもあり、これから501®ライフをスタートさせたい人にはぴったりの1本

Credit

PHOTOGRAPHY:INOHARA YU
STYLING:OSHIMA RIKU
HAIR & MAKE-UP:USHIKU FUMIYA
TEXT:SWITCH

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