1. Levi’s^® ローリング・ストーンズ
ツアージャケット
1995

ローリング・ストーンズのヴードゥー・ラウンジ・ワールドツアー94/95のために制作されたLevi’s^®のカスタムジャケット。1995年3月、リーバイ・ストラウス・ジャパンはロックンロールレジェンドの5年ぶりの再来日を後援しました。その時ストーンズは日本で9公演を行い、40万人以上の観客を集めています。

Levi’s^®とローリング・ストーンズの関係は、1971年のアルバム『スティッキー・フィンガーズ』までさかのぼります。物議をかもし出したそのアルバムジャケットには、ジッパーつきのLevi’s^® 505^®ジーンズがフィーチャーされていました。

2. フレディ・マーキュリーの501^®
1980年代

ロック界の伝説でありアイコン。そんなフレディ・マーキュリーが、1980年代のツアー中に着用していた501^®ジーンズとレザージャケット。1981年に東京の日本武道館でこの組み合わせを身につけている姿が写真に残っています。

Levi’s^®はこのジーンズとジャケットを、2023年にロンドンのサザビーズで行われた「フレディ・マーキュリー：ステージでの彼自身の世界」というオークションで落札しました。フレディが穿いていたジーンズはライトブルーデニムのLevi’s^® 501^®です。ボタンフライやおなじみのLevi’s^®のレッドタブといった501^®を象徴するものがついていて、背中にあるツーホースプルのバックパッチは擦りきれています。

3. Levi’s^® パンクバトルジャケット
1994

徹底的にカスタマイズされたこのバトルジャケットは、テキサスのパンクファンが作りました。Levi’s^®のトラッカージャケットの袖を切り落とし、デニムを漂白し、いろいろなカラーで染め直して改造しています。リーバイ・ストラウスによるオリジナルのボタンもLevi’s^®のバックパッチも残っていますが、パッチはかなり擦り切れています。

ジャケットのボディは、テキサスのオーナーが好きなパンクバンドのワッペンやTシャツのカッティングで飾りたててあります。スタッズ、ヒョウ柄プリントの生地、日本では「尻当て」として知られるバムフラップをつけるために裾の背中側にある2つのメタルリングもパンク的な装飾です。

1980年代にロサンゼルス警察は、メタルファンやパンクファンが安全への潜在的な脅威になる可能性を報告書の中で警告しました。報告書はそのようなファンたちの典型的な服装はLevi’s^®であると認定していますが、Levi’s^®のジーンズとジャケットはそれだけ人気があったのです。

ライブ用のTシャツとLevi’s^®を身につけてバンドのステージを見つめるヘヴィメタルファンたち。1984年、カリフォルニア州バーバンクのスターライトシアターで。

4. ビヨンセのLevi’s^® 518ジーンズ^®
2001

ビヨンセをはじめとするデスティニーズ・チャイルドのメンバーは、2001年のビデオ・ミュージック・アワードで、ここにあるようなスーパーローのLevi’s^® 518ブーツカットジーンズを穿いていました。その時のジーンズは、ポケットの上にスエードとラベンダーのリボンをつけたり、レースアップのデザインを加えてカスタマイズされたものです。

5. ヒッピーたちの505^®ジーンズ^®
1960年代

この1960年代後期のヒッピージーンズは、サマー・オブ・ラブと呼ばれるムーブメントがあった時代を映し出しています。フロント部分は、穴や破れた部分を補修するために使われることが多かったカラフルなパッチで覆われています。オーナーのジェン・ハロは外側の縫い合わせ部分を切り開いて装飾を加え、別の生地を使いながらフレアのシルエットに改造しました。ベルトループもつけ替えて、視覚的な面白さを足しています。1969年のウッドストックをはじめとする野外の音楽フェスティバルで若者たちはカスタマイズされたLevi’s^®を穿いていましたが、これはその特徴をよくとらえた一着です。