Levi’s#[sup ®] FROM THE ARCHIVES

LEVI’S®
FROM THE ARCHIVES
VOL.2

リーバイス®のアーカイブ室から :
501®セルビッジデニムとシャトル織機

1989年に設立されたリーバイス®のアーカイブ室には、世界中から集められたウエア、カタログ、広告、工芸品などの貴重なコレクションが保管されています。私たちの会社の歴史は、過去と現在を織り交ぜることによって守られています。
各アーカイブのストーリーをご覧いただき、Archives DirectorであるTracy Panek(トレーシー・パネック)と一緒に、リーバイス® の歴史を探索してみてください。

1世紀以上にわたってLevi's® 501®ジーンズは、幅の狭いシャトル織機で織られ、セルビッジ加工が施されたデニムで作られてきました。生地の両端でデニムがほつれるのを防ぐ「白いセルビッジ」は、裾を折って穿く時に目に入リ、今でもヴィンテージLevi’s®の目印になっています。

リーバイ・ストラウス社は1873年、最初の501®ジーンズのために、ニューハンプシャー州マンチェスターのアモスケイグ・マニュファクチャリング・カンパニーからデニムを調達しました。アモスケイグの工場で使われていた川の水を動力源とするシャトル織機は、アメリカの工業化の始まりを象徴するものです。最盛期のアモスケーグは、1日に8キロメートル以上の織物を生産する世界最大の織物メーカーでした。

1915年頃にリーバイ・ストラウス社は、ノースカロライナ州グリーンズボロにあるコーンミルズ社からデニムを調達し始めます。1927年には、コーンミルズ社がセルビッチに赤いラインが入ったLevi’s®専用のデニムを開発しました。1983年になると、コーンミルズは効率が良い近代的な幅広織機を導入。これによりデニムの生産量を倍増させ、結果的にシャトル織機も使われなくなっていきました。しかし、今このシャトル織機にまた注目が集まっています。

いま米国内に残っているシャトル織機は100台にも満たないかもしれません。そのうちの1台は1983年にコーンミルズ社からリーバイ・ストラウス社に寄贈されたもので、現在はカリフォルニア州サンフランシスコにある本社のロビーで展示されています。

現在、リーバイス®では、Levi's® Vintage Clothingの復刻モデルやMade in japanコレクションなど、伝統的な細幅のシャトル織機で織られたセルビッジデニムコレクションを継続して展開しています。特に日本では"赤耳"とよばれ、プレミアムデニムシリーズの代表的なディテールとして親しまれています。

さらに詳しくはこちらの動画をご覧ください。
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