levi's FEATURE2016.July

FEATURE 2016.July

  1967年に誕生したジップフライのアイコンロット505™、そんなジーンズの名作が今、進化を遂げようとしています。2016年7月22日(金)にデビューしたのは、それを現代的に再構築した「505™c」。世界のパンクロックシーンと密接に関わってきたアイコンロットのリマスターは、音源のリマスタリングにかけ、ジーンズを完全に生まれ変わらせるのではなく、505™の歴史やカルチャーを受け継ぎながら、現代的なスリムストレートフィットにアップデートすることを目指しました。

リーバイス®の東海岸進出をきっかけに
誕生したジップフライ

 1960年代後半は、音楽や映画、そしてカルチャーなど様々なことが劇的に変化した年代で、505™はカウンターカルチャーのシンボルとして、多くのポップアーティストやロックスターに愛されてきました。原点を探れば、1954年に発売された501®ZXXに辿り着きます。当時、アメリカの西側のみで浸透していた501®を東海岸にも広めようと、リーバイス®はこれまでのボタンフライに代えて、誰もが穿きやすいジップフライにしたシュリンクトゥフィットを製産。これが501®ZXXであり、ジップフライの始まりです。しかし、501®のワイドなシルエットは、東海岸のファッションとしてあまり受け入れられず、さらにジップフライと縮むシュリンクトゥフィットが相性が悪いこともあり、リーバイス®は1962年にプレシュリンクで作った細身の551ZXXを開発。その後、1967年にはプレシュリンク加工のレッドセルビッジデニムから作られたスリムストレートフィットのロットナンバーを505™とし、そして今年、505™cへとその系譜を継承し続けているのです。

パンクロックに愛され、
スタンダードとなった505™

 ミュージックとの深い繋がりも505™の知られた魅力。このロットナンバーが生まれた当時、多くのアーティストが自己表現のために505™を切り裂いて穿いました。それがリップドジーンズの始まりであり、リーバイス®の505™がまさしくその起源。1971年にリリースされたThe Rolling Stonesのアルバム『Sticky Fingers』のカバーに登場したことを皮切りに、70年代にRamonesがユニークなダメージをカスタマイズして穿き、80年代にはDebbie Harryがタイトに穿く姿を見せるなど、ロックミュージシャンが穿くジーンズとして広く浸透していきました。そんな歴史もあり、505™cのデビューシーズンはニューヨークのパンクロックシーンからインスピレーションを得て、メンズ7カラー、ウィメンズ5カラーをデザイン。パンクロックファッションの先駆けである505™、そのアイデンティティは505™cのデビューコレクションでもしっかりと堪能できるはずです。